栗材の特徴とは?|落ち着いた空間に合う無垢材の選び方

栗材の天板と壁面棚を取り入れた落ち着いた室内のイメージ おすすめ記事

秋が深まると、明るさだけを求めた夏の部屋から、木の質感が伝わる落ち着いた空間へ整えたくなる。そんな時期に取り入れやすいのが栗材だ。

栗材は、淡い黄白色から淡褐色の色合いと、力強くはっきりした木目を持つ国産材。華やかすぎず、暗くなりすぎないため、住宅の天板や棚板はもちろん、飲食店のカウンターや商品を並べる什器にも合わせやすい。

この記事では、栗材の特徴、節ありと節なしの選び方、用途に合う仕上げ、注文前に確認したい寸法について整理する。

目次

栗材の特徴

栗はブナ科の広葉樹で、日本では建築材や家具材として古くから使われてきた。色は淡い黄白色から淡褐色。木目が比較的はっきりしているため、シンプルな形の天板や棚板でも木の表情が見えやすい。

堅さと強度があり、耐久性にも優れている。タンニンを多く含み、水湿にも比較的強いことから、昔は建物の土台などにも使われてきた。毎日触れるダイニングテーブルやデスク、長く使いたい店舗什器にも向いている木材だ。

一方で、無垢材は一枚ごとに木目や色差があり、季節や室内環境によって伸縮する。均一な柄の化粧板とは違い、自然な個体差も含めて楽しむ材料と考えたい。

落ち着いた空間に合う理由

栗材はウォールナットほど濃くなく、白い木材ほど軽く見えない。明るさと重厚感の中間にあるため、木を主役にしながらも圧迫感を抑えやすい。

白やグレーの壁、黒い金物、アイアン脚、深い色のファブリックと合わせると、木目が引き締まり、秋冬らしい静かな雰囲気になる。和室や古民家風の内装だけでなく、シンプルな洋室やカフェのような空間にもなじむ。

経年によって色が少しずつ深まるのも栗材の魅力だ。完成直後だけでなく、使い続けた先の表情まで楽しみたい場所に向いている。

天板・棚板・店舗什器での使い方

ダイニングテーブルやデスクの天板に使うと、はっきりした木目を広い面で楽しめる。黒い脚と組み合わせればすっきりとした印象に、木製の脚と合わせれば温かみのある家具に仕上がる。

棚板に使う場合は、本、食器、オーディオ機器など、載せる物の重さから厚みと支え方を決める。以前ウッドモールでも、栗無垢材を使ったオーディオ機器用の小型ラックを紹介した。機器に合わせた寸法と落ち着いた塗装を組み合わせることで、既製品にはない納まりをつくれる。

店舗では、カウンター、商品棚、ディスプレイ台などに使いやすい。木目に存在感があるため、形を複雑にしなくても商品や空間の背景になる。複数枚を並べる場合は、木目や色差があることを前提に全体の見え方を考えたい。

節ありと節なしの選び方

すっきりした家具や端正な店舗什器に仕上げたい場合は、節の少ない栗無垢材が合わせやすい。木目を見せながらも、全体を整った印象にまとめやすい。

節あり材は、節や色の揺らぎが加わり、天然木らしい力強さが出る。古民家風の空間、カフェテーブル、壁面棚など、少しラフな表情を生かしたい場所に向いている。節は欠点として隠すのではなく、どこに見せるかを考えて使うと個性になる。

表だけ見せる棚板や天板なら三方向使用、裏表や側面まで見える木箱や間仕切りなら四方向使用というように、見える面を整理してから仕様を決めると選びやすい。

塗装で変わる栗材の表情

栗材本来の色と手触りを生かすなら、クリア系のオイル塗装が使いやすい。木目が少し濃く見え、自然な奥行きが出る。定期的な手入れは必要だが、使いながら風合いを育てやすい。

飲み物や食事を置く天板、店舗のカウンターなど、汚れや水分への対策を優先するならウレタン塗装も選択肢になる。表面に塗膜をつくるため、日常の手入れがしやすい。

濃色に着色すると、木目を残しながら重厚感を強められる。ただし画面上の色だけでは仕上がりを判断しにくい。周囲の床や建具との相性が気になる場合は、先にサンプルで確認すると失敗を減らせる。

注文前に確認したい寸法と仕様

栗無垢材を注文するときは、厚さ・幅・長さに加えて、使用方向、面取り、塗装、数量を決めておく。ウッドモールの栗無垢材は、厚さ10〜45mm、幅20〜1000mm、長さ100〜3000mmの範囲で寸法を指定できる。長さ2000mm以上は別途見積もりになる。

無垢材は幅80mm以上で幅はぎとなり、厚さ25mm以上では厚み方向に貼り合わせる場合がある。幅はぎとは、複数の板を横方向につないで必要な幅に仕上げる方法のこと。大きな天板を検討するときは、一枚板と同じ見え方ではない点も確認したい。

テーブルやカウンターは、設置場所だけでなく搬入経路も測っておく。長い棚板は、板の厚みだけでなく棚受けの数と間隔が重要になる。用途、載せる物、支える位置まで決めてから寸法を出すと、注文後の行き違いを防ぎやすい。

まとめ

栗材は、淡い黄白色から淡褐色の落ち着いた色合い、はっきりした木目、耐久性を備えた木材だ。天板、棚板、カウンター、店舗什器など、木の存在感と使いやすさの両方が必要な場所に取り入れやすい。

選ぶときは、節あり・節なし、見える面、塗装、仕上がり寸法を用途に合わせて整理する。まずは栗材の商品一覧や特集ページで木目と仕様を確認し、色味を確かめたい場合はサンプルも活用してほしい。

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