今回は、ブラックチェリー無垢材の天板が、どのように経年変化してきたのかをご紹介します。
約5年前にご購入いただいたお客様から、現在の写真と使用感をお寄せいただきました。
窓際に配置して日差しを浴びながら使われた天板は、早い段階で最初の白混じりの淡い茶色から深いアメ色へと変化。
まるで革製品のように、時間とともに自分の板へと育っていくのがブラックチェリーの魅力です。
🔸 目次
ブラックチェリーが愛される理由
経年変化が生む“飴色”の深まり
ご使用スペック(5年前のご注文内容)
経年変化を楽しむためのポイント
まとめ:時間をかけて「自分の板」に
1. ブラックチェリーが愛される理由
ブラックチェリーは、きめ細かな木肌と上品な光沢をもつ広葉樹。
天板や家具に適した強度と加工性を備え、使い込むほど色艶が深まるのが特長です。
経年で赤みと濃い茶色の色味に、空間に落ち着きと温かみをもたらします。
2. 経年変化が生む“飴色”の深まり
ご紹介の天板は、窓際の直射・散光を受ける場所で日常使いされてきました。
その影響もあり、色味は明るい茶〜白のコントラストから深い飴色へ。
これは塗装では再現できない、自然素材ならではの時間の仕上げです。
触れるほどに手触りもなめらかになり、日々の使用痕さえ味わいになります。
3. ご使用スペック(5年前のご注文内容)
- 樹種:ブラックチェリー 無垢材
- 用途:ワークテーブル天板(三方向使用)
- サイズ:30mm × 700mm × 1400mm
- 面取り:A/B/D=上下イト面+研磨、C=上3R+下イト面+研磨
- 塗装:クリア色(オイル塗装)
5年が経過した今、天板は艶を増し、柔らかい光を反射するほどに。
毎日使うたびに“自分の道具”としての愛着が深まっていく、そんな存在になっています。
4. 経年変化を楽しむためのポイント
- 定期メンテ:半年〜1年に一度、メンテナンスオイルを薄く塗布。艶と色の深みをキープ。
- 日光との付き合い方:変化を楽しむなら窓際も◎。
あまり色味の変化が激しくないように育てたい場合は、日当たりの良い場所を避けましょう。 - 日常ケア:水拭きは避け、乾いた柔らかい布で拭き上げを。
5. まとめ:時間をかけて「自分の板」に
ブラックチェリーは、革製品のように育つ木。
5年、10年と使うほど色と艶が深まり、唯一無二の表情になります。
天然木ならではの経年変化を、ぜひ皆様の生活の中でも感じてみてください。


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